行動経済学を学んでみた〜概要・二重システム理論編〜
2023.07.30
はじめに
PIVOTさんをよく拝聴させていただいているのですが、行動経済学に関するテーマがあり、その回を観た際にとても面白くて、もっと学びたいと思ったので、行動経済学が最強の学問である本を購入しました!!
私はソフトウェアエンジニアなのですが、Webサービスの機能やUI/UXを設計する際に、行動経済学の視点を取り入れることでより良いサービスを提供できるようになるとも思ったので、より興味が湧きました。
例えば、今後の回で整理しようと考えていますが、何かサービスのプランを選ぶときに確かに3つの選択肢があるなと思い浮かびました。
- Aプラン:Free
- Bプラン:980円
- Cプラン:1,980円
とあった際に、無料でトライアルを申し込み後に有料プランへ申し込みとなった際に、中間のBプランを選択することが多かったかなと思います。
松竹梅として、3つのプランが提示された場合、真ん中の【竹】を選ぶといった場合と同じでしょうか。
といった内容も行動経済学のひとつです。
今回は、概要と二重システム理論について整理したいと思います。
行動経済学とは何か
概要
- 「経済学」と「心理学」が融合してできた新しい学問
- 人間はいつでも合理的に行動するわけではないという観点から研究が続いている学問
なぜ生まれたのか
- 人間がどんなときも合理的に判断し行動することができれば経済学で説明できるが、人間には感情があり、認知能力は限られているので、自制心を常に働かせることは困難である
- 人間はときには非合理で、矛盾した行動をとるということを前提にした経済学として登場したのがきっかけである
- つまり、従来の経済学からでは説明できないところから生まれた新しい経済学だといえる
二重システム理論
人間は1日に意思決定を3万5千回していると言われており、以下の2つの思考モードによって、意識決定をおこなっているようです
- 人間の脳には、情報処理をする際に2つの思考モードを使い分けている
- 早い思考(システム1)、遅い思考(システム2)の2つがある
システム1
システム2
直感的で瞬間的な判断(=ファスト) ヒューリスティックとも呼ばれる
注意深く考えたり分析したらと時間をかける判断(=スロー)
咄嗟に答える
考えた上で意思決定する
1+1の計算
ウォーリーを探す
多くの意思決定をおこなっていく上で、全てをシステム2を使ってしまうと考えなければならないことが多すぎて、脳がキャパオーバーになってしまうので、負荷をあまりかけずにできるシステム1が備わっている。
ただし、適切ではない場面で、システム1での意識決定が働いてしまい、誤った判断やミスリードに繋がってしまうことがよくある
なので、人間の脳には2つのシステムが存在していることを知って、対策を取ることが重要であると言える
認知のクセ
- システム1で瞬時に判断することにより、思い込みや偏見となり、間違った意思決定に繋がってしまうことは往々にしてあるので、人間がいつシステム1を使いがちかを知っておくことは誤った判断をしないための助けになる
- 以下の6つのとき、疲れているときは特にシステム1が働きがちである可能性が高い
- 疲れているとき
- 情報量・選択肢が多いとき
- 時間がないとき
- モチベーションが低いとき
- 情報が簡単で見慣れすぎているとき
- 気力・意志の力(ウィルパワー)がないとき
引用:相良 奈美香. 「行動経済学が最強の学問である」. SBクリエイティブ株式会社, 2023年, p.97
例えば、人とやり取りする上で物事が流れてしまわないように工夫することで、システム1で処理されないようにすることができる。
流暢性をなくすようにあえて引っ掛かりを入れることで、意図的にシステム2を発動させることができるとのこと。
例えば、テキストでのやり取りの際に、フォントを変更したり、記号(【】)などを入れて、読み飛ばさずに注目させるとかです。
確かに、今までを振り返るとメール本文内で注目させたい際などに記号を入れたりしたことがあったのですが、それは引っ掛かりを入れていたというだったのかと思うとなるほどとなりました。
最後に
私は普段の仕事ではリーダー業務もおこなっているので、細かいことも含めて意思決定をする場面が多くなるときがあります。
特に時間がない場合などにそういった場面になるとシステム1に頼りがちになり、時にはその判断や指示が誤った方向に進むことも多々あったなと振り返ります。その場は収束したとしてもシステム2で検討すべき内容だった場合には、後々に余計なコストになって跳ね返ってくることになるので、都度都度、一旦立ち止まって意思決定すべきだなと思いました!
あとは、自分自身の特徴であるのですが、人と会話したりしているときにキーワードを聞いて咄嗟に連想されたちょっとズレたことを発してしまったりとシステム1が始動していることがあるので、その辺も気をつけていきたいなと思いました😅
ここまで読んでくださりありがとうございます。
次回は、【意思決定の仕組み】について整理したいと思います。
はじめに
PIVOTさんをよく拝聴させていただいているのですが、行動経済学に関するテーマがあり、その回を観た際にとても面白くて、もっと学びたいと思ったので、行動経済学が最強の学問である本を購入しました!!
私はソフトウェアエンジニアなのですが、Webサービスの機能やUI/UXを設計する際に、行動経済学の視点を取り入れることでより良いサービスを提供できるようになるとも思ったので、より興味が湧きました。
例えば、今後の回で整理しようと考えていますが、何かサービスのプランを選ぶときに確かに3つの選択肢があるなと思い浮かびました。
- Aプラン:Free
- Bプラン:980円
- Cプラン:1,980円
とあった際に、無料でトライアルを申し込み後に有料プランへ申し込みとなった際に、中間のBプランを選択することが多かったかなと思います。
松竹梅として、3つのプランが提示された場合、真ん中の【竹】を選ぶといった場合と同じでしょうか。
といった内容も行動経済学のひとつです。
今回は、概要と二重システム理論について整理したいと思います。
行動経済学とは何か
概要
- 「経済学」と「心理学」が融合してできた新しい学問
- 人間はいつでも合理的に行動するわけではないという観点から研究が続いている学問
なぜ生まれたのか
- 人間がどんなときも合理的に判断し行動することができれば経済学で説明できるが、人間には感情があり、認知能力は限られているので、自制心を常に働かせることは困難である
- 人間はときには非合理で、矛盾した行動をとるということを前提にした経済学として登場したのがきっかけである
- つまり、従来の経済学からでは説明できないところから生まれた新しい経済学だといえる
二重システム理論
人間は1日に意思決定を3万5千回していると言われており、以下の2つの思考モードによって、意識決定をおこなっているようです
- 人間の脳には、情報処理をする際に2つの思考モードを使い分けている
- 早い思考(システム1)、遅い思考(システム2)の2つがある
システム1 | システム2 |
直感的で瞬間的な判断(=ファスト) ヒューリスティックとも呼ばれる | 注意深く考えたり分析したらと時間をかける判断(=スロー) |
咄嗟に答える | 考えた上で意思決定する |
1+1の計算 | ウォーリーを探す |
多くの意思決定をおこなっていく上で、全てをシステム2を使ってしまうと考えなければならないことが多すぎて、脳がキャパオーバーになってしまうので、負荷をあまりかけずにできるシステム1が備わっている。
ただし、適切ではない場面で、システム1での意識決定が働いてしまい、誤った判断やミスリードに繋がってしまうことがよくある
なので、人間の脳には2つのシステムが存在していることを知って、対策を取ることが重要であると言える
認知のクセ
- システム1で瞬時に判断することにより、思い込みや偏見となり、間違った意思決定に繋がってしまうことは往々にしてあるので、人間がいつシステム1を使いがちかを知っておくことは誤った判断をしないための助けになる
- 以下の6つのとき、疲れているときは特にシステム1が働きがちである可能性が高い
- 疲れているとき
- 情報量・選択肢が多いとき
- 時間がないとき
- モチベーションが低いとき
- 情報が簡単で見慣れすぎているとき
- 気力・意志の力(ウィルパワー)がないとき
引用:相良 奈美香. 「行動経済学が最強の学問である」. SBクリエイティブ株式会社, 2023年, p.97
例えば、人とやり取りする上で物事が流れてしまわないように工夫することで、システム1で処理されないようにすることができる。
流暢性をなくすようにあえて引っ掛かりを入れることで、意図的にシステム2を発動させることができるとのこと。
例えば、テキストでのやり取りの際に、フォントを変更したり、記号(【】)などを入れて、読み飛ばさずに注目させるとかです。
確かに、今までを振り返るとメール本文内で注目させたい際などに記号を入れたりしたことがあったのですが、それは引っ掛かりを入れていたというだったのかと思うとなるほどとなりました。
最後に
私は普段の仕事ではリーダー業務もおこなっているので、細かいことも含めて意思決定をする場面が多くなるときがあります。
特に時間がない場合などにそういった場面になるとシステム1に頼りがちになり、時にはその判断や指示が誤った方向に進むことも多々あったなと振り返ります。その場は収束したとしてもシステム2で検討すべき内容だった場合には、後々に余計なコストになって跳ね返ってくることになるので、都度都度、一旦立ち止まって意思決定すべきだなと思いました!
あとは、自分自身の特徴であるのですが、人と会話したりしているときにキーワードを聞いて咄嗟に連想されたちょっとズレたことを発してしまったりとシステム1が始動していることがあるので、その辺も気をつけていきたいなと思いました😅
ここまで読んでくださりありがとうございます。
次回は、【意思決定の仕組み】について整理したいと思います。